スマホ首こり「頭痛」①
スマホ症候群の頭痛
スマホ症候群の首こりを「スマホ首こり」といいます。その症状で一番多いのが「頭痛」です。一口に頭痛と言っても様々なタイプがあります。このパートで詳しくご説明します。
3大頭痛
一般的な頭痛は「慢性頭痛」で3つに大きく分けられます。
それは「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発性頭痛」の3つです。
それぞれ特徴があります。
緊張型頭痛
「頭を締め付けられるような痛み」
「後頭部から首筋にかけて突っ張ったような痛み
「頭に石を乗せられているような頭重感」
「後頭部が中心で頭全体に拡がる」
「音や光が気に障る」
「吐き気」
これらが緊張型頭痛の典型的な症状です。
緊張型頭痛は、パソコンやスマートフォンを長時間使う人に目立ち、頭痛全体の約66%を占め、最も多くの人が苦しんでいる頭痛です。
原因は、うつむきの姿勢で、首の後ろ側の頭半棘筋(とうはんきょくきん)が疲労して固くなることです。
頭半棘筋を貫いて走っている「大後頭神経(だいこうとうしんけい)」が圧迫され、キリキリと締め付けられるような症状が起きます。
片頭痛
「脈打つような頭痛」
「月に1回が多い」
「始まると4時間続くが3日以上続かない」
「寝込むほど強い症状」
これらが片頭痛の典型的な症状です。
片頭痛は、女性に多くあらわれます。妊娠した時と閉経を過ぎた時に消失します。
頭が重い・首肩のこり・音に敏感になる・食欲低下・吐き気などの予兆が出る時もあります。
群発性頭痛
「異常なくらい強い痛み」
「夜間に発症することが多い」
「始まると4~5週間毎日のように続く」
などが群発性頭痛の典型的な症状です。
群発性頭痛は、男性に多く出ます。
痛みが強く、片方の目をナイフでえぐられるように感じられるほどです。痛い目は充血して涙が出ます。治っても、再発することが多い頭痛です。
3大頭痛の割合は
「緊張型頭痛」66%
「片頭痛」33%
「群発性頭痛」など100種類以上の頭痛1%以下となっています。
頭痛持ちの約3人中2人は「緊張型頭痛」で、この原因はほとんどが首こりです。