「めまい」②副交感神経を治す
重大な病気が原因ではない「めまい」で、検査をしても原因不明。薬を飲んでも症状が改善されない。そんな事が多くあります。
メニエール症候群
検査をしても原因不明、薬を飲んでも症状が一向に改善されない。
そのような場合、「メニエール症候群」という病名をもらうことがあります。
元になっているのは「メニエール病」という病気。
昔、めまいの患者を解剖したら、内耳にリンパ液が溜まっていたことから命名された病気ですが、原因や因果関係は全く不明です。
このメニエール病に症状が似ていることから「メニエール症候群」という病名が生まれました。
メニエール症候群は原因が不明で、治療法もありません。
投薬で治ることもあれば、勝手に治ることもあります。
注目される自律神経
最近では、めまいは自律神経の不調から起こるという説が主流になってきました。
人間の身体は、精密なセンサーでできています。だから、歩いたり、自転車に乗っても転ばないのです。ところが、センサーが狂ってしまったら転んでしまいます。
分かりやすく言えば、めまいはセンサーの狂った状態です。
体の感知した情報を脳に伝えるのは神経。当然、神経が不調になると正確に脳に伝わりません。
だから、めまいを治すには、副交感神経を治す必要があるのです。